「ムニャムニャ…よくねたべえ」
かんべえがおひるねから目を覚ますと、図書館のカウンターにこいのぼりをつけている
真っ最中でした。
あなご
「…よし、これでバッチリだな」
ねこ
「あら、こいのぼり。今年もこどもの日のじゅんびは大丈夫ですわね」
「そういえば、館長のおじさんが外に大きなこいのぼりを出してたべえ。
いっぱいいて、みんななかよしさんだったべえ」
「なに!? ねこさん、さっそく見に行くぞ!」
「みんな楽しそうに泳いでるな!」
「本当ですわ。いきがいい・・・いえ、元気いっぱいですわね!」
「ねこさん…?」
「かんべえ、見てきたぞー!」
「おかえりだべえ」
「ただいまですわ。 あ、そうですわ。
あなごさん、かんべえさん、今年は児童クラブ室にもこいのぼりがいますのよ」
「そうなのか!知らなかったぞ!」
「おいらも見たいべえ」
「うおー! ちっちゃなこいのぼりがいっぱいだ!」
「おいら、何びきいるかかぞえてみるべえ。1、2、3……」
「数えるのが本当に大変なくらいいますでしょう?
TOCHICO日和さんと、今日ありましたTOCHICO☆サロンに参加されたみなさんが
作ってくれましたの! ご協力ありがとうございますですわ!」
「ありがとうだぞ!」
「45、46…えーと、ありがとうだべえ。…47、48、49、50…」
「ちなみに、児童クラブ室のガーランドのこいのぼりの数は、この時期うずまがわに
かけられるこいのぼりと同じなのですわ。かんべえさんみたいに気になる子は、
お家の人やお友達と調べてみてくださいまし♪」
「うずまがわにも、こんなにたくさんこいのぼりが泳ぐんだな」
「123…124…125…うーん、目がいたいべえ」
「かんべえ大丈夫か? ムリしないで、図書館のおねえさんたちにヒントもらいに行くぞー」
「べえ…」
「こんなにたくさんいましたら、いっぴきいなくなっても分からなくなりそうですわね…ジュルリ」
「ねこさん、おなかすいてるべえ?」
「ギクッ そ、そんなことありませんわよ!」